チャレンジしろさとが「高取鉱山ハイキング」を開催しました(平成30年9月24日)

地域の魅力を発見し,地元のみなさんや地域外の人にも城里町の魅力を知っていただこうとチャレンジしとさと(しろさとネットワーカー等連絡協議会)主催「高取山鉱山ハイキング」が開催されました。




高取鉱山の歴史は古く,約400年前に城里町錫高野に開かれました。
当時は金・銀が採れたそうです。



城里町の高取鉱山の歴史について説明する城里町上遠野町長




チャレンジしろさと(しろさとネットワーカー等連絡協議会) 高萩会長



明治時代は,主に採掘されていたのはレアメタルタングステンでした。これはとても硬度が高く重い金属で,砲弾や電球のフェラメントなど色々な用途に活用されています。

黒い部分がタングステン 白い部分は石英です。 持った感じは重いです



かつて鉱山景気で賑わい,人口も多かったそうです。日本全国で初の女性教師黒澤登幾もこの地で誕生しました。
現在鉱山は閉山し,登山者が訪れる場所になっています。



今回チャレンジしろさと(しろさとネットワーカー等協議会)が高取鉱山ハイキングを企画し実施したのは2回目,地域の知られざるスポットに注目し,紹介する企画をはじめたとこと,今回30人募集のところなんと90人の応募があったそいうです。
この高取鉱山がひそかな人気になっているそうです。




案内役に地質の専門家 茨城大学理学部 岡田誠教授を迎え、鉱山跡地をハイキングしました。


茨城大学理学部 岡田誠教授




2億年前の地層や歴史ある寺院跡,採掘跡を散策。途中発見した様々な鉱物の成り立ちや説明をわかりやすく解説してくださいました。


だんだんと岡田教授の話に引き込まれ、参加者のみなさん鉱物の質問があとからあとから「先生!これ金ですか?!」「違います。鉄ですね」などなど




小学生もがんばりました。鉱石の学習はまるで宝さがしのよう


参加者も子連れママや自然散策や水晶好きの若い女性,鉱物に詳しい男性や地元の年配者,ハイキングが好きな方など様々。
みなさん「また参加したい」「城里町の歴史を実感」と地域遺産に満足した様子でした。