共助社会づくりフォーラムを開催しました。(平成27年10月2日)

10月2日(金)に茨城県三の丸庁舎において,「共助社会づくりフォーラム」を開催しました。
フォーラムでは,はじめに内閣府参事官付政策企画専門職の福田紘一郎氏から,共助社会の概要や関係する制度などの基調説明が行われました。

 基調説明の後に行われた講演では,「徳島県神山町での空き家などを活用した共助社会づくり」をテーマに坂東幸輔建築設計事務所主宰の坂東幸輔氏から,徳島県神山町などでの空き家を活用したまちづくりの事例の紹介がありました。空き家を改修し,企業のサテライトオフィスや大学のサテライトキャンパスとして活用している事例や,空き家をコミュニティカフェに活用する方向で検討している事例,そして,これらの活動を通じて民間団体や住民,学生がまちづくりを楽しみ,地域の活性化につながっている等,具体的なお話を伺いました。

 基調講演の後のパネルディスカッションでは,(一社)文京区勤労者共済会事務局長の三縄 毅氏,笠間の魅力発信隊の大坪 桂氏,浪江町復興支援員の石田 貴博氏の3名をパネリストに,それぞれ「空き家を活用したたまり場の運営」,「県外から笠間に移住し,『笠間の魅力発信隊』を発足させて企画している,地域の魅力発信と空き家活用」,そして「福島県浪江町の復興支援員として,避難者支援の活動」の3つの活動の紹介がありました。その後,紹介された活動を参考に,空き家などの地域資源を活用した共助社会づくりについて,会場の皆様と一緒に考えました。

 共助社会づくりは,「個人の多様な価値観や意思が尊重されながら,新たな『つながり』が構築され,全員で作り上げていく社会」の事です。様々な参加者が集まった今回のフォーラムから,今後の社会への「つながり」が出来たらよいと思います。