11月25日(日),城里町古内地区で『古内茶庭先カフェ意見交換会』を実施しました。
こんにちは。チャレンジしろさと会長の高萩です。
皆さんは「古内茶(ふるうちちゃ)」というお茶をご存じですか?「古内茶」とは,城里町が誇る特産品のひとつで,奥久慈茶・猿島茶と並んで茨城三大銘茶に数えられています。
「古内茶」は室町時代初期に栽培が始まったといわれ,水戸黄門で知られる水戸藩第二代藩主・徳川光圀公がその美味しさに感嘆し、詩を詠んだという逸話も残っています。
もともとは、城里町・下古内にある「清音寺(せいおんじ)」の境内だけで栽培されていたお茶でしたが、この光圀公のすすめにより、古内地区一帯で広く栽培されるようになり,現在も11件のお茶農家さんが古内茶を生産しています。
今回私たちは『古内茶庭先カフェ意見交換会』を実施しました。
このイベントは,静岡市大沢地区の縁側カフェを参考に,お客さんにお茶農家を徒歩で巡ってもらい、お宅の庭先でお茶や会話を楽しんでもらうという内容です。
当日はお茶農家3軒にご協力いただき、自慢のお茶や古内茶を使ったオリジナルスイーツなどを提供しました。また、農家さんのご厚意で手作りのお茶請けもご用意していただきました。
今回は試験実施という形でしたが、のべ100名近くの方が各農家を巡り、大変賑わいの
あるイベントとなりました。
訪れたお客さんからは、「お茶やスイーツがとても美味しかった」「それぞれの家や庭の作りに特徴があり、雰囲気の違いを楽しめた」などと好評を得ることができました。
一方で駐車場の少なさや、移動距離の長さなどの課題も浮き彫りになりました。
今回の結果を踏まえ、次回に活かしたいと思います。
また、この企画は筑波大学の渡准教授と,渡准教授が顧問をつとめられるADP(アートデザインプロデュース)の学生のみなさんにもご協力をいただいています。
企画当初から様々なアドバイスをいただきましたが,今回の意見交換会にも協力いただき,子供向けのマシュマロ焼きやお絵かき、シャボン玉の企画などを担当していただきました。
今後も先生や学生さん,たくさんの方の力を借りながら、企画を進めていく予定です。
この取り組みが,県内外の方に「古内茶」とその産地である古内地区を知ってもらう機会になるとともに,世代や地域を超えた交流,地域やコミュニティーの活性化につながっていければいいなと思います。
次回「庭先カフェ」の開催は来年の初夏を予定しています。
ぜひ足を運んでみてください。
(参考)
城里商工会HP
城里町の暮らし発信メディア「しろいろ」