第42回茨城県消費者大会に参加しました。(平成28年7月15日)

7月15日(金)に茨城県民文化センターで開催された「第42回茨城県消費者大会」に参加しました。

 消費者大会とは、消費者が主役となる社会の構築を目指し、消費者団体同士のネットワークづくりや活動発表の場づくりを目的に実施されています。
 今年度は、「みんなの強みを活かせ〜安全・安心な社会に〜」をテーマに消費者庁長官の坂東久美子氏や社会学者の上野千鶴子氏による講演などが行われました。

 坂東久美子氏の講演では、「消費者庁の現状と課題、消費者団体に期待すること」と題し、消費者庁の徳島移転の話やフードロスについてなど、「消費」を取り巻く新しい取り組みや活動の紹介が行われました。


消費者庁長官 坂東久美子氏

 上野千鶴子氏による「〜長寿社会を輝いて生きるために〜」をテーマとした講演では、一人暮らしと幸福度の研究や高齢者向けの共同住宅の事例を通して、要介護者の施設入所が家族の意思によって決定されている現状を批判しながら、「自分で選んで納得して生きること」が今後の長寿社会の中で高齢者がどう生きていくのかを考えるうえでとても必要なことである。との話がありました。


社会学者 上野千鶴子

講演の間には、ふれあい渡里太鼓のみなさんの演奏もありました。


渡里ふれあい太鼓による演奏

 大好き いばらき 県民会議でも、水質浄化県民運動のアンケートの実施や花いっぱい運動やキャンドルのWA‼のパネル展示などを通して、県民運動の普及・啓発に取り組みました。


県民運動のPRブース

「消費」を取り巻く社会の変化についてや、長寿社会の中で高齢者がどのように選択していくのかなど、今後、私たちがどのように安全・安心に暮らしていくのかを考える大会でした。